はじめに
放課後等デイサービスを探していると、
「習い事型の放課後等デイサービスって何?」
「普通の放課後等デイサービスと何が違うの?」
「スポーツや料理などをしながら療育を受けられる?」
「普通の習い事とどちらを選べばいい?」
と疑問を持つ保護者の方もいるのではないでしょうか。
放課後等デイサービスには、事業所によってさまざまな特色があります。
その中でも、スポーツや学習、アート、クッキングなど、お子さまの興味を持ちやすい活動を取り入れている事業所があります。
こうしたスタイルが、一般的に習い事型の放課後等デイサービスと呼ばれることがあります。
この記事では、習い事型の放課後等デイサービスとはどのような場所なのか、一般的な習い事との違いやメリット、事業所を選ぶときのポイントについてわかりやすく解説します。
習い事型の放課後等デイサービスとは?
習い事型の放課後等デイサービスという名称は、法律上の正式なサービス区分ではありません。
放課後等デイサービスの中で、
- スポーツ
- 学習
- アート
- 工作
- クッキング
- 音楽
- ダンス
など、習い事のような活動を特色として取り入れている事業所を指して使われることがあります。
ただ活動を行うだけではなく、その活動を通してお子さまの発達や社会生活に必要な力を育てていくことが大切です。
普通の習い事とは何が違う?
スポーツやアート、クッキングなどを行うと聞くと、
「普通の習い事と同じでは?」
と思う方もいるかもしれません。
一般的な習い事では、その分野の技術や知識を身につけることが大きな目的となります。
例えばスポーツ教室であれば、競技の技術を身につけたり上達したりすることが目的になることがあります。
一方、放課後等デイサービスでは、お子さま一人ひとりの発達状況や特性、必要な支援を踏まえて支援を行います。
スポーツが上手になることだけではなく、
- ルールを理解する
- 順番を待つ
- 相手と協力する
- 身体の使い方を経験する
- できたという経験を積む
- 気持ちを切り替える
など、活動をお子さまの成長につなげていきます。
なぜ習い事のような活動を療育に取り入れるの?
子どもにとって、
「やってみたい」
という気持ちは、新しいことに挑戦する大きなきっかけになります。
苦手なことをただ繰り返し練習するだけでは、活動そのものが嫌になってしまうこともあります。
一方で、好きなことや興味のあることから始めると、自然に活動へ参加できることがあります。
楽しい
↓
やってみる
↓
できた
↓
自信になる
↓
また挑戦してみる
こうした経験の積み重ねが、お子さまの成長につながっていきます。
スポーツを通じて育てられる力
スポーツでは、身体を動かすこと以外にもさまざまな経験ができます。
例えば、
- 身体の使い方
- バランス
- ルールの理解
- 順番を待つ
- 相手を意識する
- チームで協力する
- 勝ち負けを経験する
- 気持ちを切り替える
などです。
運動が得意なお子さまだけが対象というわけではありません。
一人ひとりの状態に合わせて活動内容や難易度を調整し、できたという経験につなげていくことが大切です。
学習を通じて育てられる力
学習活動では、単に学校の勉強を進めることだけが目的ではありません。
例えば、
- 一定時間取り組む
- 説明を聞く
- わからないことを質問する
- 最後まで取り組む
- 自分で準備する
- 達成感を経験する
など、学習を通してさまざまな力を身につけることができます。
お子さまによって得意な学び方は異なるため、一人ひとりに合った方法を探していくことも大切です。
アートや造形を通じて育てられる力
絵を描いたり工作をしたりする活動では、自分の考えやイメージを形にする経験ができます。
例えば、
- 手先を使う
- 色や形を選ぶ
- 自分で考える
- 集中して取り組む
- 自分の気持ちを表現する
- 完成させる達成感を味わう
などがあります。
正解が一つではない活動だからこそ、お子さまが自分らしく表現しやすいことも特徴です。
クッキングを通じて育てられる力
料理もさまざまな学びにつながる活動です。
例えば、
- 手順を確認する
- 材料を準備する
- 数量を意識する
- 道具を安全に使う
- 人と協力する
- 完成まで取り組む
- 食べ物への興味を広げる
などがあります。
自分で作ったものを実際に食べることで、活動の成果を実感しやすいこともクッキングの魅力です。
外出活動から学べることもある
事業所によっては、施設の中だけでなく外出活動を行う場合もあります。
例えば、
- 公園
- 動物園
- 水族館
- 博物館
- 公共施設
- 買い物
- 地域の施設
などへ出かけることがあります。
外出活動では、
- 公共の場所でのルール
- 人との距離感
- 順番を待つ
- お金を使う
- 交通機関を利用する
- 自分の荷物を管理する
など、実際の社会の中だからこそ経験できることがあります。
習い事型の放課後等デイサービスのメリット
習い事のような活動を取り入れた放課後等デイサービスには、いくつかのメリットがあります。
好きなことから始めやすい
お子さまが興味を持っている活動であれば、
「行ってみたい」
「やってみたい」
という気持ちにつながりやすくなります。
新しい環境が苦手なお子さまでも、好きな活動があることで参加するきっかけになることがあります。
得意なことを見つけられる
さまざまな活動を経験することで、これまで気づかなかったお子さまの得意なことが見つかる場合があります。
運動は苦手だけれど工作は得意。
勉強は苦手だけれど料理では集中できる。
人前で話すのは苦手だけれど絵では自分を表現できる。
一つの基準だけでお子さまを見るのではなく、さまざまな活動を通して得意なことを見つけていくことができます。
成功体験を積みやすい
お子さまにとって、
「できた」
という経験は大きな自信につながります。
最初から完璧にできる必要はありません。
昨日より少しできた。
最後まで参加できた。
初めて挑戦できた。
こうした小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
集団の中で人との関わりを経験できる
活動を複数のお子さまで行うことで、自然に人との関わりが生まれます。
例えば、
- 順番を待つ
- 道具を貸し借りする
- 一緒に作る
- 応援する
- 自分の意見を伝える
- 相手の話を聞く
などです。
机に座ってコミュニケーションだけを練習するのではなく、実際の活動の中で人との関わりを経験できます。
習い事型ならどこでも同じ?
習い事型と呼ばれていても、事業所によって支援内容や考え方は異なります。
例えば同じスポーツ活動でも、
競技技術の向上を重視しているのか、
身体を動かす楽しさを重視しているのか、
コミュニケーションや集団参加につなげているのか、
によって内容は変わります。
そのため、活動名だけで事業所を選ぶのではなく、その活動を通してどのような支援を行っているのか確認することが大切です。
習い事型の放課後等デイサービスを選ぶポイント
事業所を選ぶときには、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
子どもが興味を持てる活動があるか
まずは、お子さま本人が興味を持てる活動があるか確認してみましょう。
保護者がやらせたい活動と、お子さま本人がやりたい活動が同じとは限りません。
実際に見学や体験をして、お子さまの反応を見ることもおすすめです。
活動の目的が説明されているか
何をするかだけではなく、
「なぜこの活動をするのか」
という点も確認しましょう。
例えばクッキングを行っている場合でも、料理を完成させることだけではなく、どのような力を育てようとしているのかを聞いてみると事業所の支援方針が見えやすくなります。
一人ひとりに合わせてもらえるか
同じ活動でも、お子さまによってできることや難しいことは異なります。
全員に同じことを求めるのではなく、
- 難易度を調整する
- 必要なサポートをする
- 得意な部分を活かす
- 苦手なことを無理にさせない
など、一人ひとりに合わせた支援が行われているか確認してみましょう。
スタッフの関わり方を見る
見学では活動内容だけでなく、スタッフがお子さまたちとどのように関わっているかも見てみましょう。
例えば、
- 子どもの話を聞いているか
- できたことを認めているか
- 困ったときにサポートしているか
- 一人ひとりに合わせて声をかけているか
- 子どもたちが安心して過ごしているか
などがポイントです。
活動以外の条件も確認する
どれだけ魅力的な活動があっても、継続して通うことが難しければご家庭の負担になってしまいます。
そのため、
- 利用できる曜日
- 利用時間
- 送迎
- 学校からの距離
- 自宅からの距離
- 料金や実費
- 長期休暇中の利用
なども確認しておきましょう。
習い事と放課後等デイサービスはどちらがいい?
どちらが良いというものではなく、お子さまの目的や必要な支援によって異なります。
特定のスポーツや技術を本格的に習得したい場合は、一般的な習い事が合っていることもあります。
一方で、活動を楽しみながら、お子さまの発達や生活面、コミュニケーションなどについても支援を受けたい場合には、放課後等デイサービスを検討する選択肢があります。
大切なのは、
「何を習わせるか」
だけではなく、
「その経験を通して、お子さまにどんな力を身につけてほしいか」
という視点です。
まとめ
習い事型の放課後等デイサービスとは、スポーツや学習、アート、造形、クッキングなど、お子さまが興味を持ちやすい活動を支援に取り入れている放課後等デイサービスを指して使われる言葉です。
一般的な習い事と違い、活動そのものの上達だけを目的とするのではなく、お子さま一人ひとりの発達や特性に合わせて成長を支援していきます。
好きなことから挑戦する。
できた経験を積む。
自信がつく。
そして、また新しいことに挑戦する。
こうした経験を積み重ねられる環境かどうかも、放課後等デイサービスを選ぶときの大切なポイントです。
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みらいベースでは、お子さま一人ひとりの「得意」を伸ばす療育を大切にしています。
スポーツ・スタディ・クッキング・造形・アートなど、多彩なアカデミー活動を通じて、楽しみながらさまざまな経験に挑戦できる環境づくりを行っています。
活動を上手にできるようになることだけが目的ではありません。
好きなことや得意なことをきっかけに、挑戦する力、人と関わる力、自分で考える力など、お子さまのこれからにつながる経験を大切にしています。
名古屋市で児童発達支援・放課後等デイサービスをお探しの方は、見学や利用についてお気軽にお問い合わせください。